2005年 02月 19日
もはやここまでか……?
午前2時。

仕事を終わらせ、小雪がちらつく中、バイクを走らせる。ガタガタする。ここんトコ不調だった吸気系が最悪な状態になった。ガクガク。ガタガタ。ブスンブスン。

1箇所、オレんちに近い仕事相手の事務所に荷物を届けておかなければならない。愛車よ、なんとかそこまでもってくれ。

だが、その1キロほど手前で、バイクが悲鳴をあげた。

バスン!

幹線道路のど真ん中で、走行中にエンジンが急停止。転けるところだったが、クラッチを慌てて切って事なきを得た。タクシーのクラクションがなる中、路肩にバイクを寄せて暫く呆然とする。

ああ。金がねえから給料日までなんとか騙し騙し乗ってようと思ったんだけど、ダメだったか。終電逃す可能性が高い毎日だから、調子の悪いバイクに頼っちまった。おかげで却って最悪な状況になっちまった。

サイテーだ、オレ。こいつの悲鳴は、十二分にオレに届いていた。それなのに、無理をさせ続けた。で、バスンと一声残して、エンジンが動かなくなった。

雪は雨に変わった。ずぶぬれになりながら、仕事相手の事務所までバイクを押して歩く。

「大丈夫だ。こんな日に、こんなトコに放っておかねえよ。ちゃんと家まで連れてってやる。心配すんな。一緒に家まで帰ろう」

そんな事を思いながら、ブツブツ言いながら、冷たい雨の中、乾燥重量250kgの愛車を押し続ける。

ヘロヘロになりながら、仕事相手の事務所に着く。遅れたことを詫び、届け物を相手に手渡した。

バイクの脇でタバコを一服。

良く走ってくれたな、こいつ。オレなんかのために。

何度もぶっ壊れて、その度に修理に金がかかった。

でも、不思議な事に、ホントにオレのフトコロがピンチの時は、一度も壊れなかった。ホントに不思議だ。

タバコを吸い終わって、試しにセルをかけてみた。

ブォオオン!

え? なんでもねえじゃん。壊れたと思ったのは錯覚か? フツーにエンジン回ってるぞ!

家まで2~3分。何の問題もなく自宅近くまで来れた。

だが、自宅まで、ホントにあと3mほどのところ、ブレーキを掛けようとした所で、また

バババババスン!

エンジンが急停止した。

おいおい。オレをここまで連れてきて息絶えたのか…?
忠犬の最期かよ…。なんか、そんな風に思えてしまうような、エンジンの止まり方だった。

くそう。

仕事が忙しすぎて全然余裕がねえよ。暫くは、おまえをバイク屋まで持ってってやれねえ…・。ごめん。ホント、ごめん。

よく、「人間は機械みたいには動けない」とか言うけど、古いバイクに乗ってきた人間からすると、「機械は人間みたいに自己修復できねえんだよ!」って叫びを何度も聞いてきたような気がする。

ホントごめん。オレはライダー失格なのかもしれない。
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by alouatta | 2005-02-19 03:50 | バイク


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