2005年 10月 12日
『切り裂きジャックの日記』って本を読んだ。 へえ。こーゆー事件だったんだね、切り裂きジャックって。知らなかったよ。名前は知ってたけど。映画とかで。カプコンがゲームで使ってたよな、確か。 この本は、二つの要素から構成されている。ひとつは日記の信憑性を確かめる作業の解説。もうひとつが、この日記を書いたとされる人物とその周りの人々の人間ドラマ。 冒頭には殺害された被害者の陰惨な写真が載ってるし(19世紀末の写真なので不鮮明なのが救いだ)、前半は日記に記された殺害の模様と今も残っているらしい“記録”との摺り合わせが詳しく書いてある。怖いのが嫌いなオレにとっては、「うえ」って感じ。 でも、中盤から様相が変わってくる。 この日記を書いたとされる、つまりこの本の中でJack the Ripperとされている薬物中毒の紳士が、嫁さんに裏切られたのをきっかけに狂っていく。そんな感じの悲劇が描かれている。この嫁さんが、後に裁判にかけられたおかげで、詳細な記録が残っていたらしい。よくこんなもんあるな。イギリスすげー。 最初はこわごわページを捲っていたんだけど、途中からは結構面白く読めた。つーてもこの日記、本物と証明されたワケじゃないらしい。 オレ的には読み応えがあって良かった。死体写真がなかったらもっと良かったのに。
by alouatta
| 2005-10-12 00:25
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