2007年 11月 13日
カルチョの国で今年も大暴動。 イタリア・サッカーの1部リーグ、セリエAのサポーターどうしのけんかを止めようとした警察官が、誤ってサポーターの1人を射殺し、これに反発した観客が一部の競技場で警察と衝突して試合が取りやめとなるなど混乱が広がっています。 あーあ、またイタリアか。毎度の事だね‥‥などと思ったのだが、どうも例年とは様子が違う。 サンドリさん(※死亡したラツィオ・ファン)は同日行われる予定だったラツィオvsインテル(Inter Milan)戦を観戦するためにサポーター仲間数人と車でミラノに向かう途中、車の中に座っていたところを警官に首を撃たれ死亡した。 暴れてたワケじゃねえじゃん、この人。 しかも ラツィオのサポーターとユベントス(Juventus)のサポーターが衝突し、鎮圧に動いた警官の拳銃の誤射によりラツィオの男性サポーターが1人死亡するという事件が起きた。 相手は当日ラツィオと対戦するチームではない、ユーベのサポーター。なんだこれ。 で、 The Italian policeman who fired the shot that killed a football fan on Sunday has said his gun went off as he ran to stop rival supporters fighting.(訳:ポリはケンカを止めようと走ってる時に銃を暴発させてしまった) おいおいなんだこれ。 日本で言うと、(例えば)FC東京のサポがアウェイ・ガンバ戦を観戦するために東名走ってる途中、海老名SAに立ち寄って吉牛食ってる時に、グランパス戦を観戦しようと同じく海老名に立ち寄った(例えば)大宮アルディージャのファンに遭遇、「おめーらがガンバに勝てるわけねえじゃんwww」、「ああ? 降格争いしてるくせに何言ってやがんだコラ?」みたいな話してたトコを見たポリが、拳銃片手に駆け寄ってきて、走ってる衝撃で引き金弾いてちゃって、たまたま弾が、車ん中にいたどっちかのサポの急所に命中、って事か? まあ、そーゆー適当な例え話はさておき、この事件を受けて、 ・Fans in Milan hurled rocks at a police station and beat up two journalists(ミランサポが警察署に投石、記者二人が殴られた) と、イタリア全土でサポーターがポリに抗議をしている模様。 今年2月にカターニャ絡みの試合でポリが一人死んで、イタリアサッカー界は厳しいフーリガン追い出し策を講じ、 【イタリアの競技場、ファンによる負傷事件が8割減】 とかいう記事が出た直後の出来事だけに、これは痛い。 普段は啀み合ってるサポ同士が、一致団結してポリにプロテストしてるのも、上記記事内にある締め付けがあったからなんだろうなあ。 しかも スポーツイベントを監督するイタリア政府の安全監視委員会は、再び中心的な役割を自らが担い、イタリアのサッカー界において暴力が再び支配者になることを防ぎたいと考えている。おそらく今日12日、ファンがアウェー戦へ遠征することが禁止されることになるだろう。 とかゆー話まで出てる。 アウェイに行くのは、色々と楽しいのになあ。 ん~、オチはつけられねえな。 なんつーかカルチョファンが気の毒だ。
by alouatta
| 2007-11-13 02:12
| サッカー
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